有害物質が含まれているタバコ

タバコは南アメリカ原産で日本には慶長年間に移入された。ナス科の多年草であり、温帯地域では一年草となる。高さは2メートル前後となり、全体には軟毛が生えている。現在は世界の温帯、熱帯地域で広く栽培されている。喫煙に供するため、タバコの葉を発酵させ、乾燥させて作った嗜好品である。紀元前から中央アメリカで吸われていたものをコロンブスの一行が持ち帰り、ヨーロッパに伝えられ、わが国には南蛮船によって伝えられた。

■タバコの煙に含まれている発ガン性物質
タバコの煙には約50種類の発ガン性物質が含まれているという。それらは有害な活性酸素を発生している。喫煙によって体内に活性酸素が多量に発生すると、細胞核の中にあるガン抑制遺伝子、修復遺伝子や、ガン遺伝子がどんどん傷つけられ変異を引き起こす。発ガン性物質は特にガン抑制遺伝子に襲いかかり歯止めを外すと、ガン遺伝子の思うがままになるという。

喫煙は、「早く芽を出せガン細胞」というガン作りの原因となっているのである。男性のガン死のNo.1は肺ガンである。喫煙の寄与度は90%と言われている。20歳から毎日1日20本の喫煙者は6人に1人が60歳までに肺ガンで死亡と国立ガンセンターが発表している。その他、白血病、乳ガン、子宮ガン、前立腺ガン、膀胱ガン、膵臓ガン、肝臓ガン、胃ガン、食道ガン、喉頭ガン、咽頭ガン、脳腫瘍等、全ての悪性腫瘍にタバコが関係しているのである。

■タバコの葉に含まれている有毒な物質
タバコの葉に含まれるアルカロイドの一種である。無色の油状液体で血管を収縮させ、末梢神経、中枢神経を興奮させる有毒な物質である。

·【タール:Tar】木炭または石炭を乾留するときにできる黒色の粘性液。塗料、防腐剤に使用される。
·【ニコチン中毒】 主にタバコの吸いすぎによって起こる中毒であり、各種心臓障害、不安感、不眠、頭痛などの症状を起こす。

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