妊娠中のおりものに注意が必要な色

妊娠すると、おりものの量が増えます。それがエストロゲンという女性ホルモンが大量に分泌されるためです。特に妊娠後期や初期にはおりものの量が多くなりますが、これは体内に細菌を入れないための自然な反応です。ただ量が増えるとは言え、妊娠中はおりものの量や臭いや色などの変化には常に注意が必要です。妊娠中の正常なおりものの色は、白か乳白色が多いようです。以下、妊娠中のおりものに注意が必要な色をあげておきます。

■妊娠中のおりものに出血がある場合
どうしても、妊娠中はおりものが多くて不快な思いをされることもあるかと思いますが、おりものシートなどを利用したり、こまめに下着をかえるなどして清潔を心がけましょうね。臨月期のおりものに血が混じっている場合は、おしるしの可能性があります。しばらく様子をみましょう。すぐに陣痛が始まるようであればいよいよお産の始まりです。また、おりものに大量の出血がある場合は前置胎盤などが原因の可能性がりますので、すぐ産婦人科を受診しましょう。

■妊娠中のおりものが黄色の場合
おりものが黄色いウミ状の場合は、B群溶連菌感染症の可能性があります。B群溶連菌感染症は女性の生殖器、泌尿器で繁殖しやすく、切迫流産や破水の原因にもなります。赤ちゃんが感染すると敗血症と髄膜炎を起こす事がありますが、抗生剤で治す事ができます。また、おりものが黄色く泡だって、強いかゆみをともなう場合は、トリコモナス膣炎が疑われます。出産や妊娠への心配はありませんが、尿道に入って尿道炎を起こす事もあり、感染している場合は夫婦での治療が必要になります

■妊娠中に膣から白いおりものが出てかゆみを伴う場合
膣から白くてポロポロしたおりものが出てかゆみを伴う場合は、膣カンジダ症の可能性があります。膣カンジダ症の症状がそれほどつらくなければ、治療の必要がない場合もありますが、子宮頚管炎やクラミジアになった場合は、産道感染の危険性がありますので出産までに治す必要があります。膣カンジダ症は妊娠中にかかりやすく、特にかぜなどで抗生剤の飲んだ後などに症状が出やすくなります。

■妊娠中のおりものに茶色い色がある場合
じわじわと出血すると血液が酸化して茶褐色になるため、おりものに茶色い色がついている場合は、出血している可能性があります。子宮口がゆっくり開いて出血している可能性がありますが、長く続いたり鮮血に変わるようであれば、すぐ産婦人科を受診しましょう。

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