男性避妊するための「パイプカット手術」

パイプカット手術は、睾丸を除去するものではなく、精子の通り道の精管を切断し、精子の流出を根本から防ぎます。男性側が行う避妊方法です。行き場を失った精子は、体内に吸収され繰り返され、やがて精子の生成機能もなくなります。無精子の状態になるだけなので、パイプカット手術後の性行為になんら変化はないでしょう。

パイプカット手術は局所麻酔で行い、手術そのものは30分ほどで終わります。パイプカット手術は、左右の睾丸に施術します。精管の通りがスムーズな人は、中央の1箇所だけの切開で済みます。当日には自分で帰宅し、普段どおりの生活ができるでしょう。入浴はシャワーのみ、傷口の消毒などケアは必要です。

パイプカット手術の費用は、10万円前後が目安でしょう。避妊が前提の性行為ならば、この金額も決して高いものではないでしょう。パイプカット手術後は体内に精子が残っている可能性があります。手術後約1ヶ月に、精液の中に精子があるかチェックします。まれに、パイプカット手術で切断した精管がつながり、妊娠した失敗例が報告されています。

当然のことながら、パイプカット手術の決断は、当人、パートーナーと熟考するべきでしょう。パイプカット手術は、避妊方法の中でも最終的な手段といえます。先天性の遺伝病のため妊娠を望まない人、計画的な妊娠計画が終わった夫婦などが検討する手段だと思います。パイプカット手術後に、妊娠を希望しても、生殖機能は再生できないことがほとんどです。精子が生成できたとしても、精子を取り出し体外受精する方法を選択せざるえないでしょう。

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