包茎手術の背面切開法、根部環状切除術、環状切開術など、医療行為としての包茎手術を紹介しましょう。
■包茎手術――背面切開法
背面切開法とは包皮の先端部分に当たる包皮口を縦に切開して、包皮が剥がれやすくなる効果を狙ったもので、他の包茎手術のように包茎自体を解決する手術ではありません。もともと新生児などに多く行なわれている包茎手術法です。
新生児や幼児の場合には、包茎口が広がっていれば、包皮はペニスの成長とともに自然と捲れていきやすくなりますから、カント包茎には有効と言えますが、包茎を改善すると言うよりは、カント包茎を仮性包茎の状態に改善する手術と考えるべきです。
仮性包茎に施す意味はありませんし、当然真性包茎にも適用する事が出来ません。メリットとしては、手術が非常に簡単で、切開部分も少なく、回復も早いと言うとですが、手術後の見てくれは、包皮が垂れ下がったようになり、良いとはいえません。
■包茎手術――根部環状切除術
根部環状切除術とはその名前が示すとおり、ペニスの根元の部分を切開して取り除くもので、切除場所が陰毛などに隠れて、見えにくいところのため、手術の跡が目立たないと言うのが最大の特徴です。
根部切除式の場合は、包皮小帯や内板などの性感帯については一切取り除く事もなく、包茎手術によるペニスの変色もありませんから、性感度についても手術後の影響は全く無いと言えます。
ただし、根部環状切除術はあくまで仮性包茎に対する整形外科的な手術法と言えます。包茎口などの先端部分に手を加えない手術法のため、カント包茎や真性包茎などの場合には適用する事が出来ません。
■包茎手術――環状切開術
環状切開術は余分な包皮の部分を輪切りにして取り除き、縫合する単純な手術法です。以前は勃起時のペニスの大きさにも配慮されず、またペニスの裏側にある包皮小帯と言う性感帯などの温存を考慮せずに行なわれていましたが、現在は最小限の切除に止めるようにされているため、性感度が減じるなどの弊害もなくなっています。
この包茎手術法の特徴は、手術時間が短くて済む点で、単純で比較的失敗が少なく安全です。反対にデメリットは、手術後が目立ちやすく、ツートーンカラー現象と言われるペニスの変色が現れますが、時間の経過とともに落ち着いていきます。
日本で真性包茎などの保険適用の手術の場合、ほとんどが環状切開術が取られています。この手術法は、アメリカでも最もポピュラーな包茎手術です。