どこから生理の始まりかのかわからないと言われる方もいます。生理の始まりは、おりもの様の出血で始まる方も多いと思います。多くの方ではおりもの様の出血が生理の始まりです。おりもの様の出血が2~3日続くような方は、基礎体温を計ってみるとそれが生理かどうかわかると思います。おりもの様の出血が生理の始まりと確認できる場合は、それを生理の初日と考えてピルの服用を始めます。よくわからない場合は、はっきりとした出血が始まってからピルの服用を開始し、2週間の間他の避妊法を併用するようにします。
ピルの服用開始で初日というのは、生理が始まってから24時間以内をいいます。日付をまたいでも24時間以内であれば、生理初日と考えて差し支えありません。「夜の10時に生理が始まったら、生理初日って2時間で終わってしまうのですか?」という質問を頂くことがあります。朝起きて生理が始まっていることに気づいたら、いつ始まったのかわかりません。その場合は、前日の就寝時刻に始まったと考えます。そうすれば最大24時間以内のピル服用開始になります。
■生理初日からピルの服用を始める
すべての日本で認可されている低用量ピルは、生理の初日に飲み始められます。生理初日にピルを飲み始めると、その日から避妊効果が得られます。生理初日に服用を開始するのがお奨めとも言えます。
生理初日からピルの服用を始めたとき、この生理は普通は影響を受けません。経血量も変わらないし、生理痛も普段通りででしょう。ところが、ある場合にはこの経血量が少なくなったり、生理が軽くなったりすることがあります。このような場合、喜ぶべきかもしれませんが、不正出血が起きたり、1シート服用後の生理が重くなったりする原因となります。
■生理2日目~7日目からピルの服用を始める
アンジュ・トライディオール・リビアン・トリキュラーの4製品は必ず生理初日から服用するようにして下さい。他のピル製品は7日目までであれば、服用を開始することができます。ただし、服用開始後2週間は必ず他の避妊法を取る必要があります。
生理2日目のピル服用開始でも、排卵を抑制できない可能性があります。さらに服用開始日と生理開始日の間隔が空けば空くほど、すり抜け排卵の危険性が大きくなります。6日目7日目のピル服用開始はあまりお奨めできません。生理開始7日目は服用開始のギリギリのラインです。これを過ぎてからの服用開始は止めましょう。
2~7日目の中では、5日目がお勧めです。それには3つ理由があります。1つ目は、着床出血や不正出血と月経を間違って服用開始することを避けることができます。2つ目は、子宮内膜が剥脱してしまいますので、不正出血の可能性が小さくなります。3つ目は、5日目にピルを飲み始めると第1周期から28日の生理周期が確保できます。2~7日目からの服用開始法の1パターンとしてサンデースタートがあります。特にシンフェーズとノリニールの2製品は、サンデースタートを推奨しています。