ギャンブル依存症に関して、インターネットなどを見ていると、「短期間で克服できる」、「1週間で克服」などと書かれているのをよく見かけますが、そんなに短期間で克服できることなどあり得ません。カウンセリングとその対策が早ければ早いほど克服できるまでの期間が短くて済む場合が多いのです。
では、なぜギャンブル依存症には、カウンセリングが必要なのでしょうか?
同じ生活環境にあっても、ある人はギャンブルに「見向きもせず」、ある人は「健全に楽しみ」、ある人は「依存で苦しんでしまう」事実は、個体内要因の大きさを表します。そして、臨床的に見れば、ギャンブル依存は単なる習慣の問題ではなく、個人の抑圧された「心のメッセージ」であるケースが圧倒的に多いのです。
ギャンブル依存は、大枠で「身体的(生理的)問題」と「心の問題」と「環境の問題」とに捉えられるのですが、心の問題に関しては、カウンセリングが大きな援助となるのは間違いないでしょう。
ギャンブル依存症をすべて病気であると考えることは危険であり、なぜギャンブル依存症になったのかを総合的に検討し、克服に向けてギャンブル依存症本人とご家族、カウンセラーが一体となって取り組む必要があります。そうしない限り、ギャンブル依存症は治ることがないと言ってもよいでしょう。
いずれにしても大切なことは、 ギャンブル依存症の克服には、まずご家族のカウンセリング相談を強くおすすめいたします。そして、ご家族が正しい考え方でご本人に接していくことが重要です。その後に、ご本人がカウンセリングに来ていただくということがとても大切です。