日本に「アイドル」という言葉が普及したのは、1964年に映画「アイドルを探せ」(主演:シルビー・バルタン)がヒットしたことによるものです。
それまで特定の言葉はなく、ラジオ時代に一世を風靡した川田孝子、小林幸子、松島トモコらは「少女歌手」、映画時代に一世を風靡した吉永小百合、浜田光夫らは「青春スター」などと呼ばれ、アイドルという言葉が定着し始めたテレビ時代にも「ジャリタレ」、「可愛い子ちゃん歌手」という言葉が使われていました。
アイドルという言葉は1970年代半ば頃に一般に定着、1980年代には市民権を得ました。1980年代末には「国民的アイドル」という呼称も登場しました。現在アイドルという言葉は、あるコミュニティにおいて人気のある者を指す言葉として用いられる場合があります。
名詞的に「学校のアイドル」、「職場のアイドル」などと呼ばれるもの、また同様の形容詞的表現として「アイドル的人気のある人」、「○○ではアイドル並み」といった範囲限定使用がそれであります。
「アイドル」と近いイメージの言葉に「スター」というものがあります。両者の違いは明確に定義できないですが、スターは手の届かない「高嶺の花」なのに対し、アイドルはより庶民性が高い存在という見方があります。
また、スターはその語感・語源から、芸能人全てに使用されるものではなく、人気の高い者に対してのみ使われ、マイナーな芸能人をスターとは呼ばないです。アイドルの庶民性を表現した「隣のお兄さん、お姉さん(のような)」という言葉もあります。
近年、SMAP、モーニング娘、松浦亜弥、上戸彩などが国民的アイドルと呼ばれています。