糖尿病はEDが合併して発症しやすい病気の一つですが、糖尿病によって起こるEDは、混合性EDと言われ、血管障害や神経障害を元に発生してくると言われています。
陰茎血管には異常がなく、夜間の勃起テストでも勃起が見られるのに、EDであると診断されるのは、陰茎の感覚を司る神経(知覚神経)に器質的な変化が起きているからです。勃起はするのだけども、感覚が鈍るというケースです。
この場合は、大抵、バイアグラなどのED治療薬を使用することで完治します。
ある程度の器質的変化が起こってしまい、一度性行為に失敗してしまうと、それが次の予期不安を呼び起こし、悪循環のサイクルに入り込んでしまうケースが多々あるので注意が必要です。
このケースは、一度性行為に自信をつけてしまえば治ることが多いですので、医師にED治療薬を処方して貰うのが一番よいでしょう。
しかし糖尿病で、動脈硬化性病変を持ったED患者においては、バイアグラなどのED治療薬の投与が非常に危険な場合があるということも重要な点です。
糖尿病がEDと非常に密接に結びついているのは、各種の調査結果でも明らかで、糖尿病男子の40~60%に自覚的なEDが認められ、他の調査でも約6割が完全なEDであったとの報告があるくらいです。
この糖尿病患者の数は年々増加傾向にあり、その主要因は環境条件の変化であることが明らかにされています。ただ、あるデータでは糖尿病患者の約半数にはEDの症状が現れるという結果が出ているにも関わらず、そのことを訴えて泌尿器科を受診する男性があまりにも少ないということが問題となっています。
EDに対する認識は、今後、男性だけでなく社会全般として捉え方を変えていかないと、正確なEDの現状が分からないと思います。